GalaxyTABにおけるIMEの考察

 Androidでは文字入力のために様々なIMEがリリースされており、ユーザーの皆さんも自分好みのIMEをインストールして使用していると思います。もしかしたら初心者ユーザーはデフォルトのIMEを、設定を煮詰めることもなく「使い辛いなー」なんて思っているかもしれませんが。

 GalaxyTABの場合Samsung日本語キーボードの出来がよく、そのまま使用してもいいのですが、早打ちをすると遅延が目立つこともあり、快適に使えるIMEを探してるうちに気づいたことがあったので記事にまとめてみました。

ズバリ!AndroidのIMEは4種類しかないと思っていい

 いや、本当はもっとありますけどね。でもほとんどのものは実験的な要素が強く、日常の使用に耐えられるものは現在4種類といえるでしょう。

 では、その4種類とは、

  • デフォルトの日本語IME(GalaxyTABの場合はSamsung日本語キーボード)
  • Simeji
  • OpenWnnフリック対応版
  • OpenWnn plus

となります。ATOKもあるのですが正式版発表前なので今回は候補から外しています。

GalaxyTABで常用に耐えるIMEは…

 GalaxyTABが画面サイズが7インチということもあり、快適に入力するにはQwertyモードと自分は考えています。実際Qwertyモード以外でも入力を試していますが、やはり画面の大きさゆえにスマートフォンタイプのように快適に入力できるとは思えませんでした。この辺は感じ方に個人差もあると思いますので「自分はフリックがいい」と思う方はこの記事はなんの参考にもならないと思います。ここまで読ませておいてスイマセン。

 で、「やはりタブレットはQwertyじゃなきゃ使い辛いよね」という方、これより書くことを参考にしていただければ幸いです。

 

デフォルトの日本語IME(GalaxyTABの場合はSamsung日本語キーボード)

 悪く無いです。他IMEの存在を知らないAndroid初心者はそのまま使ってもいいんじゃないかと思うくらい。個人的には読点、句読点がトグル入力なのが面倒だなって感じでしょうか。後は上でも書いたように早打ちすると入力遅延が目立つことが多いといったところでしょうか。

 

Simeji

 スマートフォンタイプの端末ではフリック入力してたので全く気がつかなかったのですが、Qwertyモードだとトラックボールのようなポインティングデバイス付きの端末でないと文字入力時に文節の伸長短縮がまったくできないという欠点が発覚。Qwertyでの入力が多いと思われるタブレット端末では致命的です。MENUキーを押すことによりカーソルキーボードが表示される仕様になっていますが、表示した時点で入力中の文字列が確定されてしまいます。厳しい言い方ですがGalaxyTABでは全く使いものにならないという判断をさせていただきました。

 

OpenWnnフリック対応版

 早打ち時に入力遅延が発生しますがSamsung日本語キーボードよりも少ないです。文節の伸長短縮も左右カーソルキーが存在するので問題なくできます。

 

OpenWnn plus

 ポートレート画面でQwertyキーボードが使えない…厳密には「文字キー」長押しで「キー配列変更」を選択することで使えるのですが、英文、数字など入力文字を切り替えるとQwertyが解除されてしまうので実用的ではありません。

 

 以上の結果、自分はOpenWnnフリック対応版をタブレット用IMEとして推薦します。ただしあくまでもタブレットの画面サイズではQwerty入力がベストと考えてる自分の結論ですので、フリックやトグル入力が使いやすいよって人は使い比べてベストなものを見つければいいと思います。